大阪市の発表では、環境局河川事務所での不祥事案について平成22年11月2日(火)の中間公表以降、悪質な点があることから、市長命令で北山副市長を委員長とする「環境局河川事務所不祥事案調査チーム」を設置、顧問に外部の有識者(弁護士)を加え、全容解明に向けて徹底した調査を行ってきたとしている。  

 金品の私物化については、河川事務所に勤務する職員で、拾得した現金を着服あるいは職員同士で分配したことがあったと証言する職員は27人、また、地下鉄の回数カードなどの有価証券を私物化したことがあったと証言する職員は19人いた。現金の拾得は、月に数回から年間に数回程度で、硬貨が中心であったが、最高額は15万円という職員が複数いた。  

 陸上のゴミをわざわざ河川に流して収集し、実績としていた問題は作業の実態として、河川に沿った護岸や遊歩道のごみの収集などは、河川環境の維持管理の業務範疇としながらも、安治川など清掃対象以外の河川での作業や河川に隣接する会社のごみの収集(相手の要請に応じて月1回から2ヶ月に1回程度、無料で収集)などは、業務範疇を逸脱するものであり、即刻改善した。  

 「特定の職員」が、脅迫や威圧的な行動を行っていたという上申書が、提出されたといい、調査したところ、河川事務所職員10人から、調査チームに対して「特定の職員」の脅迫や威嚇的行為を具体的に記載した上申書が提出された。「特定の職員」はある職員に対して暴言や恫喝をしていたことについて、一部は認めているが、自分も被害者であるという趣旨の証言もしている。
関連資料
・環境局河川事務所不祥事案にかかる報告書及び処分について

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